ISBN:4061820974 単行本(ソフトカバー) 浦賀 和宏 講談社 ¥940

浦賀 和宏 「とらわれびと ASYLUM」 ★★★☆



前作の「頭蓋骨の中の楽園」で,安藤シリーズが完結したのかと思いきや,またまた安藤が登場です。

「まだこのキャラクタ達で行くのかよ」と,最初はがっくりきたが,やっぱあの壊れた安藤をはじめ,ほとんど普通の人がでてこないキャラ設定にやられました。

キャラも普通じゃなければ,話も普通じゃない(笑)
時間を忘れるくらい没頭させられるけど,読んでいて頭が混乱してきて軽い眩暈を感じざるを得ない感じです。
裏表紙には,圧倒的な眩暈感!ってありましたが・・・

最後ごちゃごちゃと真相だして纏めてましたが,ちょっと苦しい印象をうけました。
そこだけ残念で,星を半分へらして3つ半とさせていただく。

お話は,3部作(?)と思われる話の流れを汲んでいて,これだけ読むと「何がなにやら・・・」ってなるかもしれないです。

浦賀作品が気になった方は,

1.「記憶の果て」
2.「時の鳥籠」
3.「頭蓋骨の中の楽園」

という順番に読んだ方が良いでしょう。

続けて3作読むと,この著者の書きたかったことが分かって,
「おぉ〜,そうなんかー」と納得できることでしょう。

いづれも長編なんで,時間はかなりかかるかも・・・

なにやらまだ安藤作品が続いてるようなので,また日をおいて読むとするか。

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