高田崇史の「QED―ベイカー街の問題」読了
2004年3月2日 読書
ISBN:4062738449 文庫 高田 崇史 講談社 ¥619
高田崇史 著 QED - ベイカー街の問題 ★★★
quod erat demonstrandum -証明終わり-
なんて素敵なタイトルなんだろう。
"QED"の第一作「百人一首の呪」を手にとるのに躊躇いは全くなかった。
そして読み終えた後,私のインスピレーションに誤りがなかった事に我ながら感慨を覚えた。
続く第二作「六歌仙の暗号」
第一作に劣ることない作品に,これまた満足の度合いを深めた。
さて第三作の本作だが,いったいどうしてしまったのだろう?
あの冷淡なる薀蓄の語らいが殆どないではないか。
また事件も陳腐であるし,肝腎の証明が弱すぎる。
いやいや,「"QED"に限ってこれはあるまい」ということで,
サラサラと読み直してみるものの,最初の感想を覆すことはなかった。
う〜ん,やっぱりワタシが「ホームズ」に興味がないのが原因なのだろうか?
自作からは民俗学の分野に戻るようなので,次作以降に期待を寄せる。
高田崇史 著 QED - ベイカー街の問題 ★★★
quod erat demonstrandum -証明終わり-
なんて素敵なタイトルなんだろう。
"QED"の第一作「百人一首の呪」を手にとるのに躊躇いは全くなかった。
そして読み終えた後,私のインスピレーションに誤りがなかった事に我ながら感慨を覚えた。
続く第二作「六歌仙の暗号」
第一作に劣ることない作品に,これまた満足の度合いを深めた。
さて第三作の本作だが,いったいどうしてしまったのだろう?
あの冷淡なる薀蓄の語らいが殆どないではないか。
また事件も陳腐であるし,肝腎の証明が弱すぎる。
いやいや,「"QED"に限ってこれはあるまい」ということで,
サラサラと読み直してみるものの,最初の感想を覆すことはなかった。
う〜ん,やっぱりワタシが「ホームズ」に興味がないのが原因なのだろうか?
自作からは民俗学の分野に戻るようなので,次作以降に期待を寄せる。
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