貫井 徳郎の「神のふたつの貌」読了
2004年8月11日 読書
ISBN:416768201X 文庫 貫井 徳郎 文芸春秋 2004/05 ¥620
貫井 徳郎 著 「神のふたつの貌」 ★★★★☆
また貫井に,や ら れ た。
思わず「マジかよっ」って声に出して言ってしまった。
そのくらい見事に騙された。ホント毎回バカみたいに・・・。
トリックとしてはお得意である叙述トリック。内容はキリスト教と宗教を題材としてるので暗めであるが,登場人物の各々に内包された心の裡を除くにつれ,なんとも形容しがたい世界に没頭させられる。
本書の帯に,「『慟哭』を凌ぐ最高傑作」とあったが,その形容も素直に頷ける素晴らしい作品であり,コンスタントに秀作を発表する著者にホント感謝したい。あっぱれ!
貫井 徳郎 著 「神のふたつの貌」 ★★★★☆
―――神の声が聞きたい。牧師の息子生まれ,一途に神の存在を求める少年・早乙女。彼が歩む神へと至る道は,同時におのれの手を血に染める殺人者への道だった。三幕の殺人劇の結末で明かされる驚愕の真相とは?巧妙な仕掛けを駆使し,"神への沈黙"という壮大なテーマに挑んだ,21世紀の「罪と罰」。
また貫井に,や ら れ た。
思わず「マジかよっ」って声に出して言ってしまった。
そのくらい見事に騙された。ホント毎回バカみたいに・・・。
トリックとしてはお得意である叙述トリック。内容はキリスト教と宗教を題材としてるので暗めであるが,登場人物の各々に内包された心の裡を除くにつれ,なんとも形容しがたい世界に没頭させられる。
本書の帯に,「『慟哭』を凌ぐ最高傑作」とあったが,その形容も素直に頷ける素晴らしい作品であり,コンスタントに秀作を発表する著者にホント感謝したい。あっぱれ!
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