浦賀 和宏の「こわれもの」読了
2004年10月5日 読書
ISBN:4198505608 新書 浦賀 和宏 徳間書店 2002/04 ¥840
浦賀 和宏 著 「こわれもの」 ★★★☆
久しぶりに浦賀の良さを見られたような感じです。汚い言葉使いや性描写は多少あるものの,花村萬月のように浦賀にとっては,切っては離せないものなのかもしれない。星の勘定として4つ星をあげられなかったのは最後の怒涛のどんでん返しに対する伏線がまるでなかったこと。最後に絶句するのもまた良いけど,読み終わって後に,「あ〜,あれがあーなって,そんで・・・フンフン」といった感じに感慨に耽りたい方が私の好みである。
浦賀 和宏 著 「こわれもの」 ★★★☆
売れっ子マンガ家,陣内龍二の婚約者・里美が交通事故で死んだ。ショックのあまり,自作のヒロインを作中で殺してしまう。たちまちファンからの抗議が殺到。その中に里美の死を予知した手紙があった。日付は事故の数日前。陣内が手紙の差出人を訪ねると,神崎美佐という48歳の落ち着いた女性だった。部屋には作中のキャラクターが飾られ,熱心なファンであることを示している。何故,神崎は里美の死を予知できたのか?そして,予知された死は防げないのか?23歳の俊英が挑む迷宮的ミステリー!
久しぶりに浦賀の良さを見られたような感じです。汚い言葉使いや性描写は多少あるものの,花村萬月のように浦賀にとっては,切っては離せないものなのかもしれない。星の勘定として4つ星をあげられなかったのは最後の怒涛のどんでん返しに対する伏線がまるでなかったこと。最後に絶句するのもまた良いけど,読み終わって後に,「あ〜,あれがあーなって,そんで・・・フンフン」といった感じに感慨に耽りたい方が私の好みである。
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