西尾 維新の「クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い」読了」
2004年10月29日 読書
ISBN:4061822330 新書 西尾 維新 講談社 2002/02 ¥1,029
西尾 維新 著 「クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い」 ★★★★
まずこの表紙。コレを見た瞬間に購買意欲は失せ,さらに帯文句が清涼院流水だったのがダメを押してた。それを何故いまさら読むに至ったかというと,この頃本屋さんで直木賞を獲った後のように平積みされてて,それがだんだんと気になりだし裏表紙の内容を見ると,「天才・密室・QED」といったミステリ好きには堪らない文句が勢揃いしてたのだ。それでもまだ疑心暗鬼な状態で,ネットで書評サイトをいくつも調べ,信頼しているあるサイトでも評判が良かったので,ようやく重い腰を持ち上げたという次第だ。
オンライン書店で購入したのでカバーがなく,この表紙を表にしたままだと,怪しいオタク系のライトノベルを読んでいるのではと勘違いをされるのが怖かったので,表紙をはずして読んでいたのはもちろん秘密である。だがだがである。そんな事はどうでもいいくらいに,ミステリとしてとっても楽しめた。作風としては森博嗣よりもよりライトノベル的で,森博嗣としては蛇足とされそうな丁寧な解説があり,ミステリ好きじゃない読者も取り込めそうなよい意味で軽い感じかな。一番恐れていたミステリとして破綻した結末もなく,キャラ頼りになっていないところもまた秀逸なので,私のように敬遠されていた方は騙されたと思って読んでみて欲しいと思う。
西尾 維新 著 「クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い」 ★★★★
絶海の孤島に隠れ潜む財閥令嬢が"科学・絵画・料理・占術・工学",五人の「天才」女性を招待した瞬間,"孤島X密室X首なし死体"の連鎖がスタートする!工学の天才美少女,「青色サヴァン」こと玖渚友(♀)とその冴えない友人,「戯言遣い」いーちゃん(♂)は,「天才」の凶行を"QED(証明終了)"できるのか?新青春エンタの傑作,ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。
まずこの表紙。コレを見た瞬間に購買意欲は失せ,さらに帯文句が清涼院流水だったのがダメを押してた。それを何故いまさら読むに至ったかというと,この頃本屋さんで直木賞を獲った後のように平積みされてて,それがだんだんと気になりだし裏表紙の内容を見ると,「天才・密室・QED」といったミステリ好きには堪らない文句が勢揃いしてたのだ。それでもまだ疑心暗鬼な状態で,ネットで書評サイトをいくつも調べ,信頼しているあるサイトでも評判が良かったので,ようやく重い腰を持ち上げたという次第だ。
オンライン書店で購入したのでカバーがなく,この表紙を表にしたままだと,怪しいオタク系のライトノベルを読んでいるのではと勘違いをされるのが怖かったので,表紙をはずして読んでいたのはもちろん秘密である。だがだがである。そんな事はどうでもいいくらいに,ミステリとしてとっても楽しめた。作風としては森博嗣よりもよりライトノベル的で,森博嗣としては蛇足とされそうな丁寧な解説があり,ミステリ好きじゃない読者も取り込めそうなよい意味で軽い感じかな。一番恐れていたミステリとして破綻した結末もなく,キャラ頼りになっていないところもまた秀逸なので,私のように敬遠されていた方は騙されたと思って読んでみて欲しいと思う。
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