西澤 保彦の「彼女が死んだ夜」読了
2004年11月3日 読書
ISBN:4043540019 文庫 西澤 保彦 角川書店 2000/05 ¥600
西澤 保彦 著 「彼女が死んだ夜」 ★★★☆
綺麗に組み立てられた西澤らしい作品でした。最初,ハコちゃん家に死体が捨てられていたってのは,話を切り出すための強引な手段だったのかと思っていたら,そうじゃなかったんだよね。そこに死体があるのもちゃんと必然としたものだった。話はキャラが立っていてテンポ良く進むんだけど,なんとなく行き着く先が予想できてきてしまい,そしてホントそのとおりに落ち着きそうになってきたから「な〜んだ」って思ってたら,最後の最後に予想を超えた"どんでん返し"が用意されていた!これにはびっくり!!がっかりさせた後に,こんな仕掛けを用意しておくとは憎いねっこのぉっ。
西澤 保彦 著 「彼女が死んだ夜」 ★★★☆
門限はなんと六時!超厳格教育で育てられて箱入り娘のハコちゃんこと浜口美緒。両親を説得し,やっとのことでアメリカ旅行の許可を得た。両親の目を盗んで大学の仲間が壮行会を開いてくれた出発前夜,家に帰ると部屋に見知らぬ女性の死体が!男性陣が駆けつけると,こんなトラブルに巻き込まれて旅行が中止になってしまっては,と興奮したハコちゃんは,喉にナイフを当ててこういった。「この死体を捨ててきてくれなければ,わたしは死ぬゥ!」とんだ難題の処理が大事件に発展し・・・・・。タック,タカチ,ボアン,ウサコ,キャンパス四人組が挑む第一の事件。長編本格ミステリ!
綺麗に組み立てられた西澤らしい作品でした。最初,ハコちゃん家に死体が捨てられていたってのは,話を切り出すための強引な手段だったのかと思っていたら,そうじゃなかったんだよね。そこに死体があるのもちゃんと必然としたものだった。話はキャラが立っていてテンポ良く進むんだけど,なんとなく行き着く先が予想できてきてしまい,そしてホントそのとおりに落ち着きそうになってきたから「な〜んだ」って思ってたら,最後の最後に予想を超えた"どんでん返し"が用意されていた!これにはびっくり!!がっかりさせた後に,こんな仕掛けを用意しておくとは憎いねっこのぉっ。
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