ISBN:4087746682 単行本 東野 圭吾 集英社 2004/01 ¥1,890

東野 圭吾 著 「幻夜」 ★★★★

1995年,西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中,男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと,彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!


「あぁっ。またこういうオチにしてしまったのですね」
ってな思いでいっぱいだ。「白夜行」と同じようなオチというのはいかがなものか?そう思った読者も多数いらっしゃるのではと思う。私が思うに東野圭吾っていう作家は(もしかしたら多くの作家がそうなのかもしれないが)読者の意見などは意に介してなくて,勝手な書評をする輩たちには「おいおい,分かってないな」ぐらいにしか思っていないのではなかろうか?そんな勝手な読書家の一意見として言うならば,「白夜行」の方が面白かったっという感想だ。「幻夜」のヒロイン・美冬と「白夜行」のヒロイン・雪穂が同一人物というむき(作家は否定している)があるが,これがどちらだとしても同じような作品を続けることも可能なストーリーだと思うので,なんだかんだと言っても楽しく読めることは確かだから,また書いて欲しいと思ってしまうのである。

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