ISBN:4061823841 新書 高田 崇史 講談社 2004/08/06 ¥798

高田 崇史 著 「QED 〜ventus〜 鎌倉の闇」 ★★★★

「"神"は三種類に分類される・・・・・まず第一が,大自然。次は祖霊。最後は,時の朝廷に対して戦い,恨みを呑んで亡くなっていった人々。」銭洗弁天,鶴岡八幡宮,御霊神社・・・・・鎌倉をそぞろ歩く奈々,沙織の棚旗姉妹に,桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実!源三代にまつわる謎の答えが,闇の中に白く浮かび立つ!!


このシリーズでは久しぶりに面白かったという印象。
前に妹の沙織を出せばと言ってたのだけど,実際にこう出してもらい願いが通じたようでちょっと嬉しい。
ちょうどNHK大河ドラマと同じ時代だし,月間マガジンでも義経の漫画がやっていること,それにこの時代の歴史も嫌いじゃないんで,薀蓄を楽しく読めたのがとても良かった。そして現代の事件だけど,これはいままでと同じく代わり映えのない展開なんだけど,事件の決着の仕方が,森博嗣的でそんなに悪くはなかったのが好印象。
読み続けるのをやめようかと思ってたこのシリーズだけど,もう少しお付き合いしようかなと思わせてくれました。

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