乾 くるみ の「林真紅郎と五つの謎」読了
2005年3月21日 読書
ISBN:4334075320 新書 乾 くるみ 光文社 2003/08/21 ¥820
乾 くるみ 著 「林真紅郎と五つの謎」 ★★★
なんか「乾くるみ」らしくない。なんとマトモだ(笑)
いきなり作者に対して失礼な物言いだが,なんか乾=メタという図式が定着してしまっていて,なんか拍子抜けしてしまったのだ。べつに本作がダメってわけじゃないんだけど,あまりにも小奇麗に纏めてくれちゃっているからさ・・・・・。
その小奇麗に纏めてくれた五つの短編だけど,短編だけになんか物足りない。真相へと至る道筋も強引さが目立つし,作者が愛着を感じているという主人公「林真紅郎」にしても,いまいち魅力が伝わってこない。
まぁ短編好きじゃない私の偏見が多分に影響しているのだろうけれど,コレはちっと面白みにかけるな〜。なんか,東野圭吾の「おれは非常勤」に近いものを感じたので,年齢層の低い方向けか,ミステリ入門編としてはイイかもしれない。
乾 くるみ 著 「林真紅郎と五つの謎」 ★★★
複雑な波形が脳裏で重なるとき,林真紅郎の前にはもはや謎はない!
林真紅郎は三十五歳の元法医学者。妻を事故で亡くしたことがきっかけで大学を辞めてからは,「隠居」生活を送っている。そんな彼が出会う不思議な五つの事件。バラバラに見える謎すべてが脳裏でシンクロした時に見える真相とは?初期メフィスト賞が生んだ異才,待望の最新本格推理!
なんか「乾くるみ」らしくない。なんとマトモだ(笑)
いきなり作者に対して失礼な物言いだが,なんか乾=メタという図式が定着してしまっていて,なんか拍子抜けしてしまったのだ。べつに本作がダメってわけじゃないんだけど,あまりにも小奇麗に纏めてくれちゃっているからさ・・・・・。
その小奇麗に纏めてくれた五つの短編だけど,短編だけになんか物足りない。真相へと至る道筋も強引さが目立つし,作者が愛着を感じているという主人公「林真紅郎」にしても,いまいち魅力が伝わってこない。
まぁ短編好きじゃない私の偏見が多分に影響しているのだろうけれど,コレはちっと面白みにかけるな〜。なんか,東野圭吾の「おれは非常勤」に近いものを感じたので,年齢層の低い方向けか,ミステリ入門編としてはイイかもしれない。
コメント