ISBN:4043540035 文庫 西澤 保彦 角川書店 2002/05 ¥630

西澤 保彦 著 「スコッチ・ゲーム」 ★★★☆

通称タックこと匠千暁,ボアン先輩こと辺見祐輔,タカチこと高瀬千帆,ウサコこと羽迫由起子,ご存知キャンパス四人組。彼らが安槻大学に入学する二年前の出来事。郷里の高校卒業を迎えたタカチが寮に帰るとルームメイトが殺されていた。容疑者は奇妙なアリバイを主張する。犯行時刻に不審な人物とすれ違った。ウイスキィの瓶を携え,強烈にアルコールの匂いを放っていた。つけていくと,川原でウイスキィの中身を捨て,川の水ですすいでから空き瓶を捨て去った,と・・・・・。タックたちは二年前の事件の謎を解き,犯人を指名するため,タカチの郷里へと飛んだ。長編本格推理。


タックシリーズも5作目になるが,どうもこの安楽椅子型推理に馴染めない。
それでも今作の推理は,これまでよりもマシな方だろう。それもこれも学園モノで,タカチがメインキャラクターになっているからに他ならないだろう。

それにしても,タカチがレズビア〜ンだなんて・・・・・。
まぁ読み進めるうちに,真性ではないと分かるんだけど,自分の中で膨れ上がったタカチの具現像のせいで,ち〜とばかりショックだったりして。

そのタカチを,芸能人で誰に置き換えるかと,いろいろ創造するのだが,いまいちしっくりくる人物がいない。それだけ,タカチを神聖化してしまっているのだ。もうここまでくると,秋葉系の萌え萌えになってしまう。イカンぞ。遺憾だ〜。

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